湯里住吉神社 〈住吉踊り〉

2017/07/24

7月31日と8月1日には「湯里住吉神社夏祭り」が開催されます。その前日にあたる7月30日(日)の夕方には、子供達が施設で「住吉踊り」をご披露してくださる予定です。
「住吉踊り」は、祭祀として農民たちが稲の虫追いや厄払いの意を込めて五穀豊穣を祈った農民舞踊で、住吉神宮寺の僧が庶民の安全繁栄を祈った踊りとして京阪諸国を巡歴し勧進しました。
頂上に御幣(ごへい)をつけ、縁に幕を垂らした大傘を立て、手の割り竹で傘の柄を打ちながら一人が音頭取りとして歌い、縁に幕を垂らした菅笠をかぶり、口を白布で隠して、手にうちわを持った4人の踊り手がその周囲を回り演じられています。4人の踊り手が「心」の字を表し、中央の音頭取りの一人を足して「必」の字となります。
5人が一つの傘の中で唄い踊るのは天地五行を象徴し、衣装にも紅、白、紫、黄、黒の5色を用いるそうです。神仏習合によりもともと僧が踊って勧進したことから、踊り手の衣裳も僧服を模しています。傘は仏法の天蓋を表し、この世界に住む誰もが心を本とし、神仏が傘下を守るという意味でもあるようです。
今日は、老健ヴァンサンクの事務所内で、当日住吉踊りを披露してくださる子供達にお配りする「かわいいお菓子」の詰め合わせをみんなで作っています。ご参加いただく子供達に感謝申し上げます。