第19回ヴァンサンク・ふれあいカフェを開催しました。

2018/09/21

暑い日が続いて気温が下がったのはよかったのですが、あいにくの雨模様、0名だったらどうしようと不安がありましたが8名のご参加がありました。
足元の悪い中本当にありがとうございます。

 

いつものように笑いヨガからのスタート。 もう動きも覚えておられ、いつもより少ない人数でしたが 笑い声はいつもより大きく感じるぐらい声が響いていました。

本日の講義は当施設の藤川言語聴覚士による 「口腔ケア、嚥下機能」に関する講義を行いました。
 

【嚥下(飲み込みの機能)のチェック項目】
①食事中にむせることがある
②唾液が口の中にたまる
③飲み込むのに苦労する事がある
④固いものが噛みにくなった
⑤舌に白い苔のようなものがついている
⑥声が変わった(ガラガラ声や鼻に抜ける声)
⑦よく咳をする
⑧食事を残すことが多い(食べる量が減った)
⑨体重が減った(この半年間で5%以上、半年で10%以上)

上記に該当する人は誤嚥に注意が必要とのことでした。
参加者の中では、⑨の項目に対し「減ってなくて増えてしまってるわ」など 冗談をおっしゃる場面もありました。

次に実際に嚥下の機能を計ってみようことで 「RRST(反復唾液のみテスト)」も行いました。
 

方法)
①舌骨に「ひと指し指」、咽頭隆起(喉仏)に「中指」をあてる。
②30秒間で何回くりかえし「ごっくん」と唾液が飲み込めたかを測る(のど仏が中指を超えると「1回」)30秒間で3回以上飲み込むことができれば正常です。
 

みなさん実践され、メモを取りながら熱心に聞かれていました。
最後に嚥下機能が低下している人が水分を取るときに使用している「トロミ茶」を実際に作り、飲み込んでいただきました。初めての方がほとんどで、「喉の通りがいい」、「味の変化もないから飲みやすい」などの感想がありました。

誤嚥は肺炎等の原因にもなるので、今日のお話を参考にして日頃からご注意いただきたいと思います。
 

第20回ヴァンサンク・ふれあいカフェ(認知症カフェ)のご案内

来月は10月18日(木) 13時30分より
認知症ケア専門士による「認知症について」の講義を開催します。
皆さまの参加お待ちしております。

季節の変わり目で気温差がありますが、お体には気をつけてお過ごし下さい。